ソフトバンクにとって、マー君はやはり高い壁だった。

楽天田中将と今季初対決。8年ぶりに対峙(たいじ)した豪腕を攻略することはできなかった。初回2死から柳田が22号ソロを右中間スタンドに運んだ。幸先よいはずの1発が田中将の目を覚まさせてしまった。7回で4安打、8奪三振と牛耳られてしまった。

「ピッチングがうまいです。うまく打ち気をそらしたり、カウント取ったりして。(投球に)集中されると、さすがだなと思いました」。試合後の工藤監督も脱帽するしかなかった。対田中将は10年4月18日に勝って以来、9連敗となった。マー君攻略は連覇を狙うチームにとって後半戦の大きな課題となったことは確かだ。中継ぎ調整していた石川を急きょ先発マウンドに送ったが、4回途中4失点KO。「投打」に課題が浮き彫りとなった。

チームの連勝は3でストップ。14日の勝敗にかかわらずBクラスターンが決まった。「しっかり切り替えていくしかない」。工藤監督はあらためて気を引き締め直した。

▽ソフトバンク石川(6月25日の楽天戦以来の先発も4回途中4失点KOで8敗目) 完全に自分の力不足です。申し訳ないです。