ソフトバンクは21日、ダリエル・アルバレス外野手(32)の入団を発表した。背番号は71。すでに日本でプレーしており隔離期間などは必要なく、近日中に入団会見を行い、チームに合流する。

アルバレスはキューバ出身でメキシコに亡命し、13年から米国でプレー。15、16年に大リーグ・オリオールズで計14試合に出場し8安打、1本塁打を記録。今季から独立リーグのBC・茨城に入団し、24試合で6本塁打、打率は2割9分5厘と長打力と確実性を併せ持つ右の強打者だ。

ソフトバンクは前半戦をBクラスの4位で折り返し、13年以来の貯金なしと、苦しい戦いが続く。5月にグラシアルが故障離脱、デスパイネもリハビリ中で、打線全体の不振が響いている。7月には阪神からトレードで右打ちの外野手、中谷も獲得した。外野手だが一塁も守れるアルバレスには、後半戦に向けて起爆剤としての期待がかかる。

アルバレスは球団を通じ「福岡ソフトバンクホークスでプレーできることを大変光栄に思います。チームの勝利に貢献し、ファンの皆様に喜んで頂けるよう一生懸命プレーします。そしてチームをチャンピオンシップへ導き、優勝します。福岡の皆さん、どうぞよろしくお願いします」とコメント。まずは合流後のエキシビションマッチなどで実力を示し、1軍争いに割って入る。

◆ダリエル・アルバレス 1988年11月7日、キューバ生まれ。06年からキューバ国内リーグに参加。メキシコに亡命し、13年から米国でプレー。15年にオリオールズでメジャーデビュー。2年間で計14試合に出場し打率2割5分、1本塁打。今季からBC・茨城でプレー。外野、一塁だけでなく投手としても140キロ台後半の直球を投じ、BCリーグでも登板している。188センチ、100キロ。右投げ右打ち。