二岡智宏3軍監督率いる「二岡軍」の勝利を見届けた原辰徳監督は、テレビインタビューで「お疲れさまでした」と声を掛けられると「僕はあんまり疲れてないんですが…」と笑った。

試合はネット裏のスタンド席から観戦。

「非常に全員が集中力を持って戦っていた。1人1人頼もしく見えましたね」と総括。

原監督の発案によって実現した1~3軍選手による「リアルジャイアンツカップ」。

「時間的にも、7イニングぐらいだと、3時間ぐらいではないかと。そういうものから、多少プロである以上、立ち位置というかね、チームの中で自分がどういう風にいるのか。ジャイアンツの一流どころの選手たちと、肩を並べて野球をする。差がないと感じるのか、あるいは少々、まだ差はあると。努力、精進をしていこうと。それと一番大事なのは、ワンチームで、このチームで我々はペナントを目標に、優勝することを目標に、日本一になることを目標に、これをあらためて自覚してくれれば意義はあったと思いますね」

若手のアピールについては「全員がね、結果というものは簡単に出るものではないんです。しかし今日の練習の時とか、あるいは打席の結果ではなく、立ち居。打席に立つまでとか、そういうところを見ますよね。結果を出すことはもちろん大事なことですけど簡単なことではない。道のり、どういう気持ちで野球に取り組んでいて、ジャイアンツの中でどれだけの大志をもってやっているのか」と野球への姿勢を注視した。

後半戦に向けて若い力の台頭にも期待している。「チームというのは若い力というのがあるチームは勢いが出ますよね。同時にベテラン、中堅クラスもおちおちできない。我々はいかに、同じフィールド内でたくさんの選手たちを見ることができる、選択することができるということが非常に重要」と、チーム内競争の活性化を求めた。