ロッテ佐々木朗希投手(19)が、1軍戦初めての中6日登板に臨む。東京オリンピック(五輪)開催による公式戦中断期間中、非公式のエキシビションマッチが行われる。21日、井口監督は佐々木朗の登板日について「タイガースの頭でいきます。で、順調にいけばドラゴンズの頭。ちょうど1週間ですね」。27日の阪神戦(甲子園)と、8月3日の中日戦(バンテリンドーム)に先発予定であると明かした。

佐々木朗はこれまで1軍公式戦5試合に先発。投げた翌日に出場登録を抹消して調整していたため、登板間隔は10日から2週間ほど空いていた。また多くて107球、最少で84球と球数を100球前後に設定してきた。今回は事前にイニングを限定しての登板になりそうだ。

甲子園での阪神戦は、5月27日にプロ初勝利を収めた時と同じシチュエーション。当夜は5回を7安打4失点(自責3)の内容だった。敵陣には前半戦20発のルーキー佐藤輝もいる。井口監督は「タイガース、打線もいいですから。その辺をしっかり抑えてほしい」と期待。右腕はこの日、ZOZOマリンの全体練習に参加し、日陰をうまく使いながらキャッチボールなどで汗を流した。【鎌田良美】