DeNA川村丈夫投手コーチ(49)が25日、ペナントレース中断期間中に先発、リリーフともに投手陣を再編成する考えを示した。26日からの福岡遠征では、進藤拓也、池谷蒼大のリリーフ投手を帯同させる。「ファームのコーチと相談しながら、今回は進藤と池谷もくる。ファームの中でリリーバーとして安定していると名前が挙がった。リリーバーも、もう1度再編成というか、いい状態の投手を考えている」と話した。27、28日はペイペイドームでソフトバンクとのエキシビションマッチに臨む。進藤は今季初の1軍参加。池谷は4月12日に出場選手登録を抹消されて以来の1軍登板となる。

石田の先発転向が決まり、先発陣も再編成される。川村コーチは「楽しみな期間になる」と話した。前半戦でチーム最多の14試合に登板し、同最多の5勝を挙げた浜口遥大投手も、実戦復帰が近い。同コーチは「今度ファームで登板を予定しています。(状態は)本人は『何も問題ない。球数を増やしていくだけ』と話していました」とした上で「浜口も石田も含めてまた競争ですね」と話した。

2軍で調整を続ける投手もいる。東克樹投手は、24日に復帰2戦目を終えたばかり。3回無失点だった。川村コーチは「トミー・ジョン手術から復活して、いい段階をへている。絶好調からと比べるともう少し物足りなさはありますが、怖さであったりは(なく)、腕が振れているので戦力として楽しみなところ。あと1カ月ぐらいはかかると思う。そこで状態を判断しようというところ」。100球前後まで球数を増やしてから、状態を判断していく。

こちらも先発候補の有吉優樹投手は、7月20日のイースタン・リーグ楽天戦(ウェルハムフーズ森林どりスタジアム泉)で打球が直撃した。「打撲の状態がまだかんばしくないので、もう少し時間がかかりそうだと報告を受けている。右足のハムストリングのあたりに当たったと聞いています」と川村コーチ。7月9日の中日戦(バンテリンドーム)では、ロッテから移籍後初登板で7回途中2失点と好投した。後半戦のローテーション入りが期待されるだけに、状態が注目される。【斎藤直樹】