「日本一」を決める大会が開幕、関東連盟から12チーム(全32チーム)が参加して1回戦が行われた。今年は東京オリンピック開催もあって、初めて宮県を中心に東方の地で行われた。過去3度の優勝を誇る11年ぶり出場の青葉緑東は、青森山田(東北)に2-3で逆転負け。

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青葉緑東が悔しい逆転負けを喫した。2回に2死一、三塁で1番中嶋陸仁(3年)の中前適時打で先制。3回には2死から満塁と攻めたが得点ならず、流れが変わった。相手に1死から死球、四球の後、三塁打を打たれて逆転され、さらに適時打で追加点を献上した。6回に2死満塁で相手の暴投で1点差、最終回は1死一、三塁から右飛で本塁を狙ったが、惜しくもタッチアウトで押し切られた。

中丸敬冶監督は「大きいチャンスを逃したら相手にチャンスが行くのでちゃんとしようと言っていたんですが。なかなか全国では勝てませんが、確実に守れる野球をできるチームにしてまた戻ってきます」と話した。2010年優勝時のエースだった松井裕樹(楽天)から前夜、選手たちに記念のTシャツと「昨日の自分に勝て」というメッセージを贈られたという。井上和輝主将(3年)は「いい言葉をいただいたのですが…。最初はここ一番い弱いと言われましたが、みんな一生懸命にやって、全国に来られた最高のチーム。悔いはないです。」と涙を流していた。

 

▽1回戦(関東連盟所属チーム関連)

佐倉8-1札幌大谷

神戸中央7-2浜松南

稲城10-3福山中央

青森山田3-2青葉緑東

東練馬8-2宝塚

武蔵府中8-1伊予三島

秋田北6-3佐野

熊本東7-0上尾

江戸川中央3-2札幌新琴似

尼崎西6-4海老名

水戸7-0大分東

白山4-1横浜東金沢