西武が12月に「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」に出場する埼玉西武ライオンズジュニアメンバー16人を決定した。小学5、6年生で編成されたジュニアチーム日本一を決める軟式野球大会で優勝を目指す。

最終選考は2日、県営大宮球場で開催された。ベースランニングやキャッチボール、シートノックを行い、最後は実戦形式で選考。星野智樹監督(ライオンズアカデミーコーチ)らによる選考会議によって、16人に絞り込まれた。星野監督は16人に「日付が変わるまでは余韻に浸ってください。ただ、0時過ぎたらもう戦いが始まります。レギュラーも決まっていない。エースも決まっていない。これから次の挑戦が始まります。みんなで勝負してレギュラーとれるようにがんばっていこう」とげきを飛ばした。

チームは12月28日から3日間かけて、横浜スタジアムと神宮球場で開催される大会に向けて練習を積んでいく。同監督は「本音をいうと応募してくれた385人のみんなと戦いたい。でも16人選ばないといけないのでコーチたちと話し合って選ばせていただきました。選ばれなかった子も今日がゴールではありません。今日がスタートだと思って次の目標に向かって前に進んでがんばってほしい」。全員の思いを背負って戦っていく。

以下選ばれた16人のメンバーの背番号、名前、ポジション、所属とコメント

1番 宮沢智也(ミヤザワ トモヤ)、野手、新羽ホークス(群馬県)

「本当に選ばれたんだという実感がまだ湧かない。うまい選手たちが集まっているがレギュラーをとって活躍する」

2番 高原一樹(タカハラ イツキ)、捕手、中村ウィンズ(東京都)

「最終選考ではホームランも打ててうれしかった。声を出してチームを引っ張っていきたい」

3番 中村勇斗(ナカムラ ユウト)、野手、高井戸東少年野球クラブ(東京都)

「チームの優勝に貢献できるように特にバッティングをがんばりたい」

4番 吉沢奏佑(ヨシザワ ソウスケ)、野手、SKポニー(東京都)

「チームで協力して優勝目指してがんばりたい」

6番 渡部公耀(ワタナベ コウヨウ)、野手、東久留米クラウン(東京都)

「チーム一丸となってがんばりたい。試合に出たら毎回ヒットを打って出塁したい」

8番 新井悠河(アライ ユウガ)、野手、采女小リトル(群馬県)

「声をたくさんだして盛り上げていきたい。(セレクションでは初めて二塁の守備についたが)どこのポジションでも守れるようにがんばりたい」

9番 戸倉光揮(トクラ ミツキ)、野手、東京世田谷ボーイズ(東京都)

「本当に自分が選ばれて良いのかなと思ったけれど、メンバーに残れなかった人たちの分まで全力でプレーしたい」

10番 町田涼真(マチダ リョウマ)、捕手、鴻巣ライオンズ(埼玉県)

「チーム一丸となってプレーして1位を目指したい」

11番 川本晴大(カワモト ハルト)、投手、泉ホワイトイーグルス(埼玉県)

「声を出して試合に出て活躍したい」

12番 石川莉大(イシカワ リオ)、投手、松山西ジャイアンツ(埼玉県)

「チームを引っ張れるピッチャーになりたい」

16番 大野夢叶(オオノ ユウト)、投手、志木ジュニアベースボールクラブ(埼玉県)

「今まで努力してきたことが結果に出て良かった。登板したら絶対に抑えて日本一をとりたい」

17番神戸翔愛(カンベ トア)、野手、原市LKtwins(群馬県)

「これからこのメンバーでプレーできるんだなと思ってうれしかった。みんなと協力して優勝したい」

18番田村慎之介(タムラ シンノスケ)、投手、片貝ジャガーズ(新潟県)

「選ばれなかった人たちの分までがんばりたい」

21番 柳沢成(ヤナギサワ ナル)、投手、豊葉(東京都)

「これからはピッチャーに専念するのでどんどんレベルが高くなっていけるようにがんばりたい」

23番 周東拓海(シュウトウ タクミ)、野手、毛子連パワーズ(群馬県)

「チームで協力して優勝できるようにがんばっていきたい」

34番 反町魁秀(ソリマチ カイシュウ)、野手、利南東イーグルス(群馬県)

「やるからには優勝を目指したい」