オリックス杉本裕太郎外野手(30)に、待望の本塁打が飛び出した。

1-0の4回、先頭での第2打席で阪神伊藤将のカットボールをバックスクリーン右に豪快に運んだ。エキシビションマッチでは通算5試合、13打席目での“1号”で「インコース寄りのカットボールをしっかりと打ち返すことができました。最近、全然打てていなかったので、1本出てくれてちょっとほっとしています」とスタンドのファンに向かい、笑顔で久しぶりの昇天ポーズを決めた。

前半戦は首位打者の吉田正の後ろを固める4番として奮闘し、打率2割9分7厘、18本塁打の好成績を残したが、終盤はやや息切れ。最終カードとなった7月13、14日の日本ハム2連戦は無安打に終わり、本塁打は同2日西武戦の第4打席で打ったのが最後だった。前半戦終了時には「最後ちょっと失速しちゃったんで、やっぱりまだまだ課題が多いんで、1カ月あくんでそこで自分の課題と向き合って、後半もっと打てるように頑張ります」と語っていた。目覚めの1発にしたいところだ。