侍ジャパン山田哲人内野手(29)が値千金の勝ち越し打を放った。同点の8回2死満塁で、初球をとらえ、左翼フェンス最上部にぶち当てた。これが走者一掃の適時二塁打となり、激しくガッツポーズした。

「1球目から打つというのは決めていた。真っすぐを仕留めるぞという気持ちで行きました。めちゃくちゃ緊張していた。いい結果になって、ガッツポーズしました」。

韓国戦では、19年プレミア12の決勝で逆転3ランを放った「韓国キラー」ぶりを発揮した。 今大会の山田は、1次リーグのメキシコ戦で3ランを放つなど4打点。この日は3回無死一、二塁で、国際大会では17年WBC準決勝の米国戦以来4年ぶりとなる犠打を決め、先制点を呼び込んでいた。日本の不動の1番打者がまた大仕事を果たした。「金メダル獲得に貢献できるプレーを決勝戦でもしたい」。あと1つ、なんとしても勝つ。

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