株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは17日、北広島市内で「北海道ボールパークFビレッジまちづくり構想 進捗(しんちょく)報告会」を行った。新球場の命名権を取得した株式会社日本エスコンにより、12球団初となる球場敷地内にレジデンスの建設、教育玩具メーカーの株式会社ボーネルンドと提携して、子どもたちの遊び場をFビレッジ内に整備すると発表した。川村浩二社長(60)は「スポーツが生活の身近にあって、そこに集う人の心と体の健康を育む空間をつくるということを組織の存在意義としている。事業パートナーの方々とともに精いっぱい努めて参ります」とあいさつした。

大きな目玉はFビレッジに居住することができる新規分譲マンション「レ・ジェイド北海道ボールパーク」の建設だ。地上14階、総戸数は118戸(1LDK~3LDK)。開業と同時期の23年3月上旬に完成、同下旬からの入居を見込んでいる。マンション購入者には特典として、引き渡しから10年間利用することができる球場へのフリーパスが付与される予定になっている。日本エスコンの伊藤貴俊社長(49)は「北海道全体のにぎわい拠点を創出していきたい」と語った。 現在全体の進捗(しんちょく)は38%ほどで建設は日々着実に進んでいる。北広島市の上野正三市長(73)は「成長を続けるボールパーク構想の実現に向け全力でサポートして参りたい」と話した。これまでになかった夢と魅力が詰まった空間。約1年半後に開業は迫っている。【山崎純一】