楽天先発の涌井秀章投手(35)が2試合連続で今季最短タイの2回で降板した。41球3安打2四球2失点(自責1)だった。

1回、先頭西川の強い当たりを一塁・鈴木大がはじき、失策で出塁。続く浅間に右前打でエンドランを決められ、いきなり無死一、三塁とピンチを作る。3番野村は遊ゴロに打ち取ったが、遊撃・小深田が二塁へ送球もセーフ。野選で先制を許した。

2回も1死からR・ロドリゲスに真ん中高めの142キロ直球を中堅フェンス直撃の三塁打とされ、続く中島には四球。1死一、三塁から清水に外角を狙ったシンカーが内角への逆球となり、左前適時打を打たれた。この回も1失点にとどめたが、苦しい投球が続き、2番手西口へ交代を告げられた。

今季は自身10度目の開幕投手を務め、3・4月の月間MVPを受賞。だが、通算150勝を達成した6月4日広島戦以降6戦連続で白星なし。5月以降は防御率8・17と苦しんでいる。