首位オリックスが、主力の離脱に見舞われた。

T-岡田外野手(33)が23日、「右ハムストリングスの軽度筋損傷」で出場選手登録を抹消された。21日の西武戦で右太ももに死球を受け、22日の同戦は「5番・一塁」で先発も試合途中で退いた。同日に大阪市内の病院で検査を受けて故障の程度が判明し、首脳陣は抹消を決めた。

T-岡田は6月13日の交流戦・広島戦で、栗林からサヨナラ打。初登板から22試合連続無失点の守護神に初黒星をつけた。47打点、10本塁打の勝負強さで、存在感は際立っていた。中心打者の不在は痛手だ。

悲運はT-岡田にとどまらない。新外国人のランヘル・ラベロ内野手(29=ドジャース傘下)が、22日のウエスタン・リーグ中日戦で左手首に死球。同日中に診察を受け「左尺骨遠位端骨折」と長期離脱は避けられない診断結果が出た。

ラベロは新型コロナウイルス感染予防の隔離期間を経て、今月17日に1軍練習に合流したばかり。ロメロが退団し、モヤは不振でラベロへの期待は高かった。ラベロも「もう準備はできている。あとは2軍で試合に出て、感覚をチェックしていければ」と2軍戦3試合出場も、1軍デビュー目前に不運な骨折。25年ぶりの優勝へ、試練が訪れた。

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