楽天が終盤に粘りきれず、本拠地4連敗を喫した。

2点を追う8回、岡島のこの日2本目のタイムリーとなる2点打で同点に追いつく。だが、9回に宋家豪が西武呉念庭に勝ち越しの決勝打、川越に押し出し四球。変わった森原が岸に2点打を打たれ、この回4失点で突き放された。

首位オリックスと今季最大タイの4・5ゲーム差、2位ロッテとは3ゲーム差となった。

以下、石井一久GM兼監督(47)の一問一答

-試合を振り返って

バッターの方はしぶとく点をとりにいって、うまく岡島がランナーをかえすことができていたんですけど、もう1つピッチャーで我慢しきれなかった。なかなかゲームの主導権を握れなかったのかなと思います。

-先発田中将は8回4失点

3点とられた時の4回は少しこう甘くなっているかなという感じと、変化球も少し高くなっているかなという感じもあったんですけど、それ以降はしっかりと抑えられていた。特に6、7回は感じよくスイスイときていたので、8回というところも視野に入ったんですけど、なかなかあそこ(8回)でホームランというところがちょっと余計だったかなと思います。

-田中将は7回で109球。8回の続投は

気持ち的にもメカニック的にも8回もいけると判断して続投させました。それがホームラン打たれたから失敗だったのかと言われれば失敗だったと思います。ただ、あそこで抑えれば成功だったので、そこはあんまり気にしていない。終盤になっても球の精度は保ってピッチングしてくれたんじゃないかなと思います。

-岡島が2安打3打点

基本的に岡島はシーズン最初の方から出場しはじめて、ここまでしっかりと成績でも中堅の役割をすごくやってきてくれていたので、すごく信頼して試合に出場してもらっている。ちょっと調子が悪くなった時もありましたけど、これを機に上げていってほしいなと思います。

-9回に宋家豪が失点

ゴロで抜けていくヒットはしょうがないので責めようがないんですけど、点をとられたところは2ナッシングで追い込んでいて、ある程度ストライクの枠を広げられる中でストライクを投げていくというところはちょっと不注意だったかなと思います。カウントの役割をもうちょっと明確に持った投球ができていれば、また違った結果になったのかなと思います。

-浅村が8回の守備から途中交代

ちょっと調子が悪かったからですね。別に調子いい悪いでうちのチームでの役割が変わるわけじゃないので、彼が中心にいて、みんな周りも固めて、スクラム組んでしっかりと野球をやっていかないといけない。あの打席(遊ゴロに倒れた6回の第3打席)の後というのは心配だったので代えました。

-オコエが送りバントを2度成功

8回の一、二塁のところで三塁にしっかりといいところに転がして、自分も生きられるんじゃないかというコースに決められたことは評価できるところだと思うし、ああいうことの積み重ねだと思う。