巨人中島宏之内野手(39)が5号2ランを放ち、7試合ぶりのスタメン起用に結果で応えた。

1回、1点を先制し、なお2死二塁から、阪神秋山のカーブを左翼席に運んだ。「先制した後に最高の形で追加点が取れてよかったです。初回に点を取れば、チームも勢いがつくのでさらによかった」とコメント。5回にも左前打を放ち、マルチ安打をマークした。

ベンチでは原監督、チームメートからみこしをかつぐ「わっしょいポーズ」で迎えられ、笑顔で「わっしょいポーズ」を披露した。前夜、チームは阪神に悪夢のようなサヨナラ負けを喫し、首位から陥落。重苦しかった雰囲気を一振りで変えるとともに、若干、ぎこちなさをのぞかせた「わっしょいポーズ」で笑いも誘った。

4日には、1歳年下で西武時代に切磋琢磨(せっさたくま)した栗山が2000安打を達成した。10代のころは、ファーム施設で猛練習。食事中でも、入浴中でも、ハンガーやはしをバットに変えて、打撃論を交わし、互いを高め合った。「僕からしたら、友達みたいなもん」と認める栗山の偉業に、1日遅れで祝砲を上げた。【久保賢吾】

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