阪神がヤクルトに逆転勝ちを収め、前夜の2安打完封負けの屈辱を晴らした。

小川一平投手(24)が同点に追いついた直後の6回を3者凡退の無失点で抑え、流れを呼び込んだ。小川の好投に応えたのは大山悠輔内野手(26)だ。6回2死一塁から左翼へ勝ち越しの16号2ランを放ち、小川にプロ初白星をつけた。

大山はお立ち台で「1戦1戦頑張ります、応援よろしくおねがいします」と引き締まった表情だった。一方の小川はプロ初勝利に戸惑ったのか終始おぼつかない様子。「(お立ち台からの景色は)すごいきれいです」と甲子園のお立ち台を満喫した。最後には自己紹介もかねて「一平ちゃんと呼んでください」。ファンの心をがっちりつかんだ。

大山と小川のヒーローインタビューは以下の通り。

  ◇  ◇  ◇

(大山)

-2死一塁で打席

打つだけだと思ったので思い切っていきました。

-打った感触は

結果的に勝ちにつながる1本だったので良かったですし、その後の守備もチーム全員で守ることができてよかったです。

-最後にファンに向けて

1戦1戦頑張ります、応援よろしくおねがいします。

(小川)

-プロ初勝利

1年目で勝利ができなかったので、すごいホッとしています。

-お立ち台の景色は

すごいきれいです。

-巨人戦から好投が続いている

とにかくゼロで抑えて攻撃に流れを持ってこようと投げて、それがつながっていると思うと良かったです。

-何を見てほしい

強気で攻める投球を見ていただければいいと思います。

-ウイニングボールはポケットに

はい。

-ウイニングボールはどうする

ひとまずは両親に渡そうかなと思います。

-最後にファンに向けて自己紹介を

2年目の小川一平です。同期の純矢(西)や及川よりかは遅い1勝となりました。「一平ちゃん」と呼んでください。