東京五輪の卓球日本代表の伊藤美誠(20)が、11日に行われる巨人-中日戦(東京ドーム)の始球式を務めることが9日、明らかになった。

伊藤は、8月に開催された東京五輪に出場し、混合ダブルスで金メダル、女子団体戦で銀メダル、女子シングルスで銅メダルを獲得した。

伊藤は「東京オリンピックの閉会式で、普段お会いできない野球日本代表・侍ジャパンの皆様とお話しする機会がありました。その時、『あのマウンドに上がり、また投げさせていただきたい』という気持ちが湧き上がってきました。このたび、始球式をやらせていただくこととなり、とても光栄です。日本そして世界が大変な中、東京オリンピックが開催されたこと、開催してくださったこと、さらには開催に向けてのご尽力、大会運営のサポート、テレビやネットで観戦しながら大声援を送ってくださった、すべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方々に支えられ、自分らしくプレーする私の姿を見てくださった方が、少しでも笑顔になったり、前向きな気持ちになるなど、誰かの力になれていたらうれしいです。すべての方々への感謝の思いを白球に込めるとともに、今回、この貴重な機会を与えてくださった読売巨人軍のリーグ優勝を祈念して、精いっぱい、始球式を務めさせていただきます。当日まで投球フォームをしっかり研究し、ドストライクを狙いたいと思います!」とコメントした。