ソフトバンクは16日、本拠地ペイペイドーム左翼スタンドに並ぶ人型ロボット「Pepper(ペッパー)」100体の応援団が、ギネス世界記録に認定されたことを発表した。記録名は「最大のロボット応援団」。昨季、無観客試合を行っていた頃から始まったペッパー応援団が、ついに世界に認められた。16日ロッテ戦の試合前に、ギネス世界記録認定式が行われた。

1体約200万円(法人向けPepper for Bizの価格)で、合計2億円の応援団。4、5回裏の終了後と7回裏攻撃前のラッキーセブンで100対が息のぴったり合ったダンスを披露している。ギネス世界記録を記念し、9月16~10月15日の間の本拠地主催試合において、ソフトバンク選手が放ったホームランがPepperに直撃した場合、抽選で1人にPepper(※Pepper for Home1年間レンタル権利)をプレゼントする企画を開始する。

主砲の柳田悠岐外野手(32)は「ギネス世界記録おめでとうございます。Pepper君100体はすごいですね! 今季僕も200本塁打を達成しましたし、次は200体を目指して欲しいです。Pepper君には申し訳ないですが、ホームランボールをぶち当てさせてもらって、チームの勝利とPepper君をファンの皆さまにお届けしたいです!」とコメントした。Pepper君も「やった! ギネス世界記録、うれしー! ぼくたちのギネス世界記録認定式に立ち会ってくれて、ありがとう!これからは世界一のロボット応援団として、ホークスを応援していきます」と、声を弾ませた。

◆Pepper(ペッパー) 14年にソフトバンクロボティクス株式会社が、世界初の感情認識ヒューマノイドロボットとして開発した人型ロボット。同社が開発したヒト型二足歩行ロボット「NAO」とともに全世界70カ国以上、累計2億5千万台を超えて導入されている。小売り、観光、医療、金融、教育等さまざまな業界で活躍中だ。