先発の阪神ジョー・ガンケル投手(29)が、いずれも来日後ワーストとなる2回7失点(自責6)で降板した。先制した直後の2回に味方の失策も絡んで、まさかの1イニング7失点を喫した。

初回はテンポよく無失点に抑え、その裏に糸原の中前適時打で先制。しかし、2回に先頭亀井、丸に連打を許し、1死二、三塁から大城に中前へ2点適時打を浴び逆転を許した。

なお1死一塁から菅野のゴロを処理したガンケルが二塁へ送球するも、カバーに入った遊撃手中野が捕球ミス。1死一、三塁とピンチを広げると、吉川にバックスクリーンへ3ラン。続く松原にも中前打を浴び、今度は坂本に左中間へ2ランを許した。

中野の失策で12球団最多のチーム失策数は75となった。バタバタと落ち着かぬ間に打者一巡の攻撃を受け大量失点。ここまで7勝を挙げていたガンケルも、リズムを取り戻すことはできず、首位を走る阪神にとってまさかの展開となった。