背番号「49」を背負ったのは25人。04年の北海道に本拠地移転後の着用者は7人いるが、移籍絡みの選手が多い印象だ。

11年ドラフト3位で入団した石川慎吾外野手(12~16年)は、明るいキャラクターで女性ファンからの人気も高かった。16年のシーズンオフ、石川と交換トレードで巨人から加入の公文克彦投手(17~21年途中)が引き継いだ。移籍3年目の19年、自己最多61試合登板など貴重な左腕としてブルペンを支えた。初登板から連続登板試合無敗記録の182試合はプロ野球記録だ。現在は、今年8月に公文らとの交換トレードで西武から移籍した厚岸町出身の佐藤龍世内野手だ。

歴史をさかのぼれば、04年から2年間、巨人から移籍の入来祐作投手がつけた。10、11年には加藤武治投手(現2軍投手コーチ)が横浜から移籍後に着用している。意外なところでは、のちに球宴4度の江本孟紀投手が東映(日本ハム前身)に入団1年目の71年、南海移籍前の1年間だけ着けている。