広島が1日、マツダスタジアム内で約3時間のスカウト会議を行い、11日のドラフト会議で1位指名する選手を市和歌山・小園健太、高知・森木大智、ノースアジア大明桜・風間球打(いずれも3年)の高校生3投手に絞り込んだ。白武佳久スカウト部長(61)は「(1位は)高校の投手をいくのではないかなと。小園、森木、風間の3人のうち1人でいくのではないかなという内容の話が出た。どうなるか分からないが、現時点では」と明かした。

今回がドラフト前に広島で行う最後の会議で、大学・社会人約20人の映像なども確認し、全体の指名候補を高校生37人、大学・社会人は投手30人、野手18人の計48人、合わせて85人に絞り込んだ。

 

◆小園健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日生まれ、大阪府出身。小学1年から軟式野球を始める。貝塚一中では貝塚ヤングに所属し全国制覇。市和歌山では1年春からベンチ入り。今春センバツに出場した。50メートル走6秒7、遠投120メートル。特技は書道、料理。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。

◆森木大智(もりき・だいち)2003年(平15)4月17日生まれ、高知県出身。小学3年時に軟式野球を始め、内野手や捕手、投手を経験した。高知中では1年時から投手。3年時に春夏の全国大会を制覇。高知では1年春からベンチ入りし、同年夏からエース番号1。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。

◆風間球打(かざま・きゅうた)2003年(平15)10月11日生まれ、山梨県出身。小学1年から野球を始め、同3年から投手に転向。塩山中時代は笛吹ボーイズでプレー。明桜では1年春からベンチ入り。今夏の選手権に出場し、2回戦で明徳義塾に敗れた。183センチ、81キロ。右投げ左打ち。