巨人は5日、川崎市のジャイアンツ球場でスカウト会議を行い、11日のドラフト会議で1位、2位は投手を指名する方針を固めた。

1位候補に高知・森木大智投手、ノースアジア大明桜・風間球打投手、市和歌山・小園健太投手(いずれも3年)、西日本工大・隅田知一郎投手(4年=波佐見)らを指名リストに挙げているとみられる。大塚淳弘球団副代表編成本部長(62)は「即戦力もいるし有望な高校生もいる。まだこれから投げる投手もいる。それをきちっと判断してから決めようと。11日の朝までに決める感じです」とドラフト直前まで吟味する。

競合した場合のくじ引き役は今村司球団社長が務めることを決めた。会議に出席した原監督は、昨年まで自身がくじを引いて通算1勝11敗で6連敗中なこともあり「ちょっと雰囲気を変えようと。自分が引く運はあまりないかもしれないけど。待つ身は持ってるから『ぜひ社長お願いします』と。全員一致の中、そういう形になるということですね」と笑顔で語った。