楽天先発の滝中瞭太投手(26)が6回6安打無失点と好投し、今季9勝目の権利を持って降板した。

9月は4戦3勝0敗、防御率0・74と好成績を残した2年目右腕。この日は1回に1点の先制点をもらうと、直後の立ち上がりに1死二塁とピンチをまねくも栗原、柳田を打ち取る。2回も1死から連打で一、二塁としたが無失点。3回は3者凡退に抑えた。

だが4回、安打と四球で1死満塁とピンチを背負う。それでもリチャードを空振り三振、甲斐を右飛に抑えた。5回は3者凡退。6回も抑え、2試合連続のクオリティースタート(6回以上自責3以下)を達成した。「今日は変化球が全体的に良かったと思います。野手の皆さんがしっかり守ってくれるので、それに応えたいという気持ちで投げました。ゲームを作ることができて良かったです」と振り返った。

後半戦はこの日を含め防御率1・05と抜群の安定感。田中将をはじめ、岸、涌井、則本昂、早川ら好投手がそろう先発陣の中で開幕当初は“第6の男”が存在感を示した。