国学院大・川村啓真(けいしん)外野手(4年=日本文理)は西武が育成で4位指名し交渉権を確定した。

高校時代から注目されていた長打力が持ち味。本人も、セールスポイントについて「攻撃的なバッティング。思い切って振れる」と自信を持っている。

今春、国学院大が優勝した東都大学リーグ戦で36打数15安打、打率4割1分7厘の数字を残し、首位打者に輝いた。それでも「たまたまとれた首位打者です」と謙遜する。1度だけの獲得では、喜べないという。たまたまではないことを証明するため「本当にいい打者は、2季連続でとれる選手。同じタイトルをとれるように頑張りたい」と秋季リーグ戦に臨んでいる。

他人には流されない性格。大学4年になり「姿勢が大事」と打席に入る。練習での態度や、安打を放った後、凡退した時も、それはぶれない。「打席で冷静でいられることにつながっていると思います」と自己分析する。頭は冷静に、心は熱くフルスイングする。

富山県出身、173センチ、83キロ、右投げ左打ち。