DeNA佐野恵太外野手がプロ初の1試合2本塁打を放ち、チームを2連勝に導いた。2点を追う1回2死、中日笠原から右翼席に15号ソロを突き刺すと、1点を勝ち越した2回2死満塁では、同じく笠原から2打席連発となる16号満塁本塁打を右翼席へ運んだ。

投げては3カ月ぶりの先発となる上茶谷が、7回3失点で今季初勝利。4番に座る牧も今季3度目の4安打固め打ちで、新人王争いに大きくアピールした。三浦監督の試合後の主な一問一答は以下の通り

-上茶谷が器用さを見せた

「器用でしたけど、さすがに初回はガチガチでしたけどね。でも投げる度に上茶谷らしいというか、いろんな角度からボールを投げてましたし、野手の援護もあり、大胆に攻めていたかなと思います」

-援護もあり、本来の投球ができたということか

「本来というか、今日もいろいろ(腕の)角度を変えながら、落ち着いていったかなと。緩急を使いながら、同じ球種でもスピードを変えたり(腕の)角度を変えたりしてましたね」

-初めて1試合2本塁打を打った佐野の活躍は

「初ですか? そんな感じはしなかったですけど。先制され、その裏にすぐ点を返せたことで、流れを引き戻しましたし。2回もあのホームラン(16号満塁弾)が出てなかったら、流れがどうなる……。頼りになるキャプテンです」

-牧がまた打った

「また塗り替えましたか? 今シーズン、牧は本当に変わらず、どんな時でも試合に準備して臨んでくれてますし。シーズン終わった時に、何個記録を塗り替えているのか…。楽しみですね」

-今の4番については

「今、動かす必要はないかなと感じます。常に最善のプレーを考えてグラウンドに立ってくれています」