“二刀流助っ人”が球場を盛り上げた。日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が1発を含む3安打2打点と大当たり。来日初の猛打賞と大暴れした。「素直にうれしく思う。チームの勝利に貢献する形でヒットがたくさん出たのですごくうれしい」と喜んだ。

オフはラッパーとしても活動する異色の助っ人は、本拠地初のヒーローインタビューでもファンを魅了した。インタビュアーにうながされ、ラップを即興で披露。大きな拍手が送られると、最後は日本語で「アリガトウゴザイマス」としっかりあいさつした。

本職では快音を連発させた。先制直後の2回左翼線に適時二塁打。4回1死では、1ボールから岩下の145キロ直球を左翼席に突き刺す6号ソロを放ち「ホームで本塁打を打てたのはすごくうれしい」と振り返った。6回の第3打席にも二塁打でチャンスメーク。清水の適時打で追加点のホームを踏んだ。

栗山監督との約束をきっちりと果たした。指揮官は試合後「今日試合前に話してたんだけど、約束守ってくれたんで。『ホームラン打つよ』って本当に言ってたからね」と頬を緩めた。ロドリゲスは「監督に信頼してもらえるように調子を上げてもっと打てるように」と気持ちを高めた。【山崎純一】