中大・古賀悠斗捕手（4年＝福岡大大濠）は、西武が3位指名し交渉権を獲得した。

送球力にリード、打撃力。大学ナンバーワン捕手として高い評価を得た。「プロは小さい頃からの夢。大学入学時、4年後、勝負すると決めていた」と夢をかなえた。

1年春からマスクをかぶり、その年の春、秋と入れ替え戦を経験。「その厳しさを経験して、成長できた」と振り返る。先輩投手陣のリードの難しさを痛感した。当時のエース巨人伊藤とコミュニケーションを取り、配球を理解し呼吸を合わせた。「試合展開を冷静に判断できない精神状態でした」。その年の秋、入れ替え戦で1部残留を決め「苦しんだ分の喜びがあった」と自信を手に入れた。

2年時は積極的に投手陣と話し合い、配球を研究。リーグ優勝を果たし、悔しさを大きな自信に変えた。　今年は主将も務め、チームをまとめる難しさも経験。精神的にも大きく成長した。古賀は夢をかなえ、自信を持ってプロへの扉を開いた。

福岡県筑紫野市出身。174センチ、83キロ、右投げ右打ち。