楽天石井一久GM兼監督(48)が兼任監督として初のドラフト会議を「141(イシイ)点」と自己採点した。

支配下で7選手、育成で3選手を指名。「上の方で今後担っていける選手をメインに、下位の方では1軍でチャンスをうかがえる投手を指名できたことはうれしいです。去年は141点? そしたら今年も141点で」と振り返った。

監督としての役割を担いつつのドラフトに「監督でいえばバリバリ即戦力10人欲しいですよね」と本音もかいま見せた。それでも「今回で言えばそういうところもありながらも、もっと大事な目標がある。中・長期的にチームを支えられる選手の方が今のチームには必要だという判断を、監督じゃない僕が判断した。今後担ってもらう選手というのが、ちょっとウエートが高かったのかなと思います」と未来の主力選手をきっちりと獲得した。

投手が豊作な状況下でドラフト1位から3位までは野手を指名。「各球団は投手中心のドラフトなったんじゃないかなと思います。その中で野手が少ないという部分があったので、各球団振れ幅が振れちゃうところもあるし、投手取りながら野手取って、野手取りながら投手取って、というバランスが非常に難しいドラフトだったのかなと思います」と総括した。