西武の準硬式出身のルーキー・大曲錬投手が、1軍デビューを無失点で飾った。3点を追う6回に登板。最速151キロの直球とフォークを決め球に2人を打ち取った。四球で走者を出しても、動揺はなく炭谷をフォークで空振り三振に仕留めて切り抜けた。福岡大では準硬式野球部に所属した変わり種。2月の練習試合では1軍戦に抜てきも、1回もたず降板した。約8カ月の間、イースタン・リーグでチーム最多の36登板投げ経験を積み上げ成長につなげた。

1軍マウンドに立ち結果で示した大曲は「緊張はしませんでした。天候も特に気になりませんでした。しっかり投げることができたと思います。もう少し押し込みたかったですね。変化球も悪くはなかったと思います。コース内で勝負をすることができました。ただ、キレはもっとだしていけるようになりたいです。もっと空振りを取ることができるボールを磨いていきたいと思いました。これからスタート、という気持ちです」と振り返った。

▽西武辻監督(1軍デビューの大曲に)「投げっぷり非常によかったし、これからでしょう。緩急つけられるような遅い球を身につけると幅が出てくる」

▽西武浜屋(4回1/3を4安打3失点で6敗目)「失点は四球や高めのボールの投げミスが絡んでしまってのものでした。投げきれなかった部分があります」

西武ニュース一覧はこちら―>