ソフトバンクは18日、吉住晴斗投手(21)、渡辺雄大投手(30)、川原弘之投手(30)の3選手に来季の契約を結ばないことを通達した。

吉住は17年ドラフト1位で山形・鶴岡東から入団。同世代には日本ハム清宮やロッテ安田、広島中村奨らがいる。昨年も戦力外通告を受けていたが、先輩の石川を通じてダルビッシュ有から「もったいない」と背中を押され、育成で再契約を結んでいた。再出発の1年で7月には新型コロナウイルスに感染。肩や肘のけがにも悩まされ、2軍では3試合登板にとどまり、プロ4年間で1軍昇格はなかった。

この日ペイペイドームで取材に応じた吉住は「今後は野球から離れることになると思います。(2年連続戦力外通告を受け)去年はマイナスな方向に考えていたけど、今年はやりきったなっていう思いが強いです」と、現役引退を決意したことを明かした。

変則左腕の渡辺雄は、独立リーグBC・新潟から17年育成ドラフト6位で入団。昨季に支配下契約を勝ち取ったが、今季は1軍で6試合0勝0敗、1ホールド、防御率4・50とふるわなかった。今後は12球団合同トライアウトの参加を希望しており「最後まで泥臭くしがみつきたい。残りの11球団にしっかりアピールしたい」と現役続行への意気込みを語った。

▽ソフトバンク川原(戦力外通告を受け)「覚悟はしてました。野球を続けたい気持ちはあります。(トライアウト受験も)しっかり考えていきたい」