日本ハムからドラフト5位で指名された中京大中京・畔柳亨丞投手(18)が、昨年のドラフト1位伊藤に公私で弟子入りを熱望した。19日、名古屋市内の同校で指名あいさつを受けた。目標とする選手に東京五輪金メダルにも貢献した伊藤の名を挙げた右腕は「大学時代にユーチューブに動画投稿をされていたので、変化球の投げ方を参考にしていました」とチームメートになることを喜んだ。

中でも決め球の1つでもある「スライダーを教えてほしい」と目を輝かせた。野球だけではない。伊藤と同様に釣りが趣味。「伊藤さん、釣りも得意なんですか。ぜひプライベートでも話してみたいです」と対面を待ち望んだ。

持ち味は最速152キロの直球。担当した熊崎スカウトは「球速以上に球が強い。毎日でも投げたがるタイプだと思うのでクローザーにも向いているのでは」と、守護神候補としても期待を寄せた。畔柳は「与えられたところどこでもやります」。昨年、中日から1位指名を受けた1学年先輩の高橋宏からは「プロは150キロは普通だぞ」とハッパを掛けられた。「キレなどを磨いて、いずれは160キロを投げられる投手になりたい」と意気込みを示した。【小林憲治】