阪神中野拓夢内野手はすり足打法を取り入れ、シーズン123安打で球団新人6位に浮上した。右足を高く上げるスタイルから変更。

1回無死一塁ではランエンドヒットで三遊間を抜き、3番近本の先制3ランをお膳立てした。3回は先頭で右前打を放ち、二盗に成功。4点リードの4回2死一、二塁でも一、二塁間へ適時打を転がし、直後に再び二盗を決めた。新打法の感触を問われると「クイックだったりに差されてしまうことが多かった。タイミングを早く取って、どんな投げ方にも対応できるように」と納得した。

今季12度目の猛打賞で球団新人7位となった50年徳網茂の122安打を抜き、残り5試合で同5位の01年赤星憲広128安打に迫る勢いだ。リーグ最多を独走する盗塁数もこの日2個を積み重ね、29盗塁で目標とする30に王手。19年近本の球団新人最多猛打賞13回にも王手をかけた。