今季限りで現役を引退する巨人大竹寛投手(38)は、登場曲もファンに親しまれた。

広島から巨人にFA移籍した14年3月1日。オープン戦のヤクルト戦(東京ドーム)の先発マウンドで名前にかけてKANのヒット曲「愛は勝つ」の登場曲を試験的に採用した。

当時、大竹は照れながらこう説明した。「愛は勝つ、を試験的に使います。名前の『寛』と『KAN』にかけてですね。広島の時からやりたい気持ちはあった。でも、(ベタな理由に思われそうで)恥ずかしいじゃないですか?」。

「寛ちゃん」と愛され、先輩、後輩問わず、周囲から慕われた。東京ドームであの登場曲が聞けなくなるのが、寂しく思うファンもたくさんいるのではないだろうか。