優勝に王手をかけている国学院大は、2安打で完封負けを喫した。春秋連覇の決定は、29日の2戦目以降に持ち越しとなった。

中大の石田裕太郎投手(2年)を、最後まで打ち崩せなかった。吉川育真内野手(2年=岡山理大付)が放った2安打のみ。鳥山泰孝監督は「1点差の勝負になると思っていた。できれば先に点を取りたかったが、そのチャンスすらつくれなかった。切り替えて、明日に向かってやるだけです」と話した。

試合後、4番でオリックスから3位指名された福永奨主将(4年=横浜)はミーティングで「明日勝つために、いいイメージで入ることが大事。全員で一丸となって戦おう」と声をかけた。優勝がかかった試合だけにプレッシャーもかかるが「自分はそんな(緊張した)感じはなかった。(チームは)朝もいい雰囲気で練習ができていたけど、試合は少しバタバタしたところもあった。チーム全員でやることが大事だと思う」と振り返った。

29日の中大戦にも敗れて2連敗となった場合は、プレーオフが行われる。