日本ハムは29日、新監督に日米4球団でプレーしたOB新庄剛志氏(49)が就任すると発表した。同氏の球界復帰は現役を引退した06年以来、16年ぶり。同氏は自身のSNSを更新。ツイッターでは「たった今北海道日本ハムファイターズの監督に就任する事が決まりました。

プロ野球の存在意義は

そこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません

その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて

新庄剛志らしく突き進んで生きます!」(原文ママ)と決意表明した。

さらにインスタグラムでは新庄氏と稲葉篤紀GMの写真を掲載し「たった今北海道日本ハムファイターズの監督に就任が決まりました。

努力は一生

本番は一回

チャンスは一瞬

この言葉を胸に日本ハムと共に、笑顔を忘れず

これから長い船旅を戦って行きます

あっちゃん 時代は誰かが変えれる」(原文ママ)と「あっちゃん」こと稲葉GMと、タッグで決意を示した。

新庄氏は本拠地を東京から北海道へ移転した04年に加入し、勝負強い打撃とレベルの高い外野守備、そして派手なパフォーマンスでもファンを魅了。06年にはチームを日本一に導いて現役引退したスーパースターが、鉄壁の右中間を形成した稲葉新GMとともに、3年連続Bクラスのチーム再建に挑むことになった。

◆新庄剛志(しんじょう・つよし)1972年(昭47)1月28日、長崎県生まれ。西日本短大付から89年ドラフト5位で阪神に入団。00年オフにFAでメッツ移籍。02年はジャイアンツで日本人初のワールドシリーズ出場。04年に日本へ復帰し、日本ハムに加入。日本ハム時代の登録名はSHINJO。06年に44年ぶり日本一に貢献して引退。ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞10度。現役時代は181センチ、76キロ。右投げ右打ち。昨年12月、12球団合同トライアウトに日本ハムのユニホームを着て参加した。