楽天はロッテを2本上回る11安打を放ちながら、打線が寸断され、勝ち越し点を奪えず、クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージで敗退した。

1回は先頭の山崎剛が二塁打で出塁し、岡島の進塁打で1死三塁の好機をつくったが、浅村が遊ゴロ、島内が四球の後、銀次が右飛に凡退し、最初のチャンスを逃した。

2回に炭谷、山崎剛の適時打で2点を先取。1点ビハインドの7回にも炭谷の同点ソロ、島内の適時打で1点を勝ち越したが、その裏に酒居がマーティンに同点ソロを浴びた。

4番の島内が2戦連続マルチ安打をマークし、1番山崎剛が3安打猛打賞、9番炭谷もソロを含む2安打2打点と気を吐いたが、3番浅村が2戦で8打数1安打、打点なしに終わった。

◆CSファーストステージ シーズン2位と3位が3試合制で対戦し、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出。引き分けを除いた勝利数が同じ場合は2位球団が勝者。延長戦は行わず、同点の場合は9回打ち切りで引き分け。9回表終了時や9回裏の攻撃中に後攻のステージ勝ち上がりが確定した場合、その時点で終了する。