中日からドラフト6位指名された大商大・福元悠真外野手(21=智弁学園)が12日、大阪・豊中市で入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸720万円で仮契約を交わした。

交渉には髪を短く刈り上げて臨んだ。立浪新監督の方針で長髪、ひげなどは禁止された。それらの内容を報道で知ったという福元は「最近、切りました。ただの短髪です。身だしなみは自分も大事だと思っている。決められたことをしっかり守ることは礼儀として当たり前だと思っています」と説明した。

入団が内定し、覚悟はいっそう強まったようだ。ドラフト後は1日も休まず練習を続けている。この交渉にも練習をこなしてから臨んだ。「この1、2カ月は自分の野球人生にとってとても大事だと思っているので、休むつもりはありません。下から這い上がっていくには死に物狂いでやるしかない」。野球に集中する意味でも髪を切ったというドラフト6位が、プロの世界に飛び込む。(金額は推定)

◆福元悠真(ふくもと・ゆうま)1999年(平11)12月1日生まれ、奈良県出身。明日香小2年で野球を始め、U-12日本代表で世界選手権出場。奈良葛城JFKボーイズから智弁学園に進み、2年春の選抜では4番を務め、優勝に貢献。大商大では1年春からベンチ入り。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。