広島栗林良吏投手(25)が秋季練習の第2クール初日からチームに合流した。第1クールは大瀬良、森下と広島県外の施設で体のメンテナンスに努めていた。本拠地でキャッチボールやランニングなどで調整した右腕は「(施設で)1年間の疲れ、体の弱点が分かった。ケガしない体づくりをオフにしていきたい」とテーマを掲げた。

今季は守護神として53試合に登板し、最終戦で新人タイ記録となる37セーブ、プロ野球歴代2位タイの20試合連続セーブで締めた。年内はブルペンでの投球練習を封印する予定だが、飛躍のため新球種の取得にも意欲的だ。「ツーシームとか覚えられたら楽かなと思いますけど、楽だから覚えるというのはよくない。打者目線とか、いろんな人から意見をもらいながら、自分に足りない球種を増やしたい」。

2年目の来季も守護神の起用が見込まれ、「任されたところで1年間戦えるようにオフシーズンを過ごしていきたい」と気を引き締めた。

【関連記事】広島カープニュース一覧