広島に「建さん」が帰ってくる。15日、球団から来季のコーチングスタッフが発表され、球団OBで今季まで阪神で2軍育成コーチを務めていた高橋建氏(52)が、1軍投手コーチに就任することが決定した。

12年ぶりの広島復帰で「建さん」の愛称で親しまれた高橋氏は、マツダスタジアムで会見に臨み「また『カープのユニホーム着られるんだな』と喜びを感じています」と感慨深げだった。

3年連続Bクラスに沈んだチームの投手再建を託された。佐々岡監督が掲げる「四球減」へ向け、リーグ5位の防御率3・81について「3・5を切らないといけない」と設定。阪神のファームで「ストライク率=65%」、「WHIP(1イニングあたりに許した走者数)=1・25」と目標設定をしていた取り組みを推奨し「掲げていけば必然と、四球は減って来ると思う」と説明した。指揮官は「若い左が多い。メジャーなど、いろんな経験を伝えてほしい」と期待を寄せた。