ヤクルトは16日、12球団で唯一の最先端の映像分析システム「ホークアイ」を導入している球団として、新たなデータをホームページで公表すると発表した。

本来の目的であるチームの強化だけでなく、ファンに向けた新しいコンテンツとして展開していく。球団ホームページ内の選手情報ページに、ホークアイのトラッキングデータの一部公開を開始。プレー分析のデータを公開することで、選手情報ページの充実を図りながら、新たな野球の楽しみ方を提供する取り組みになっている。

投手の場合は、投球の初速と終速、回転数、変化量やリリースポイントの詳細まで公開される。

野手は打球速度や角度、打球の方向や、ハードヒット(打球速度が毎時95マイル以上)、スイートスポット(打球角度が8度以上32度以下)の割合などが表示される。

◆ホークアイ 01年英国で生まれた会社。03年から画像解析とトラッキングシステムのサービスを提供している。クリケットから始まり、06年からはテニスのチャレンジ、サッカーのVARにも活用されている。11年からソニーグループ入り。現在では25競技、90カ国、500以上のスタジアムで利用されている。野球では20年7月にMLB全30球場で導入。同6月からはヤクルトがNPB12球団に先駆けて実証実験を始めた。

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