ヤクルトは、中村悠平捕手(31)の声だしが日本一への鍵になる!?

17日、神宮で全体練習が行われた。シートノック、フリー打撃に加えて中村はシート打撃にも入り、時間をかけて調整した。

声だしの準備も、整っている。シーズン中の10月24日の巨人戦で中村が試合前の声だしを担当し、円陣を組んで勝利。勢いをつけて2連勝でリーグ優勝を決めた。CSファイナルも全3戦で声だしを担当し、最短での突破を決め「自分でも、縁起がいいなと思っている」と笑顔で明かした。

円陣は、前回優勝し15年シーズンの9月27日巨人戦(東京ドーム)で、当時現役だった松元打撃コーチが発案したものを、再現した。「引き継がせてもらって、その縁起もいい。ここで負けたら苦しいなというところで勝ってきたので、みんなと一体感を出したい。そこは継続して、4連勝できたらいいですね」とユーモアたっぷりに、リップサービスした。

6年前に初めて経験した日本シリーズでは「こぢんまりした自分がいたのをすごく覚えていて、今回は思い切ってどっしりとやりたいなと思っています」と話した。何度も口にしたのは「仕掛ける」という言葉。受け身にならずに、攻め続ける姿勢が短期決戦では重要になる。「向こうも力のある打者がたくさんいますけど、そこに恐れていたら何も始まらない。バッテリーとして向かっていければ。2人(バッテリー)対1人で相手を倒せる。協力しあいながらやりたい」と力強く話した。