広島大瀬良大地投手(30)が18日、マツダスタジアムで会見を開き、今季中に取得した国内フリーエージェント制度(FA)を行使せずに、残留することを発表した。3年の複数年契約で、総額8億円程度とみられる。会見場に姿を現し「わたくし大瀬良大地はFA宣言せずにカープに残留することを決断しました」とあいさつを行った。

入団から8年間を過ごしたカープへの愛が強かった。残留を決めた要因について「カープが必要だということで指名していただいて、そこで(田村)恵さんが交渉権確定のくじを引いてくれて、そこからたくさんのご縁に恵まれて、今までやってこられた。そういうご縁だったり、そういったものに背を向けることはできないと思った。悩むこともありましたけど、考えれば考えるほどカープに対する愛着だったり、そういったものがどんどん強くなってきた感じです」と話した。

エース、投手の主将としてチームの先頭に立ち、若手が多い投手陣をプレーと背中で引っ張った。

「たくさん勉強させていただくこともありましたし、そういった中でBクラスという悔しい結果にも終わってしまった。離脱もありましたし、来季はしっかりと先頭に立ってAクラス、優勝、日本一に向けてまたみんなで頑張っていきたい」と力強く宣言した。