ヤクルト高橋奎二投手(24)が、日本シリーズで優秀選手賞を受賞した。試合後に行われた会見で「本当にうれしいだけです」と喜びを語った。

日本シリーズでプロ初の完封を飾ったことが評価され「今年は前半戦、本当に自分の中で苦しい思いをしていたので、なんとか後半から巻き上げるぞという気持ちを持ちながらやっていたので、最後日本シリーズでああいう投球ができたのは、本当にうれしいです」と話した。

サヨナラ負けを喫した第1戦の翌21日、第2戦に先発した。オリックス宮城との投げ合いとなったが、緩急をうまく使い、9回をプロ入り後最多の133球、被安打5の5奪三振で完封。「宮城くんも本当にいい投球をしていたので、絶対に先にマウンドを降りるかとずっと思っていたので、そこは思い切って投げようと思いました」と振り返った。

飛躍のシーズンとなったプロ6年目。投手陣の柱として迎える来季に向けて「毎年毎年うまくいくわけではないので、ちょっと休んでから、もう1回、体のケアをしながらしっかり鍛えて、また来年いい状態でマウンドに上がれるように頑張りたいと思います」と引き締めた。