えっ、寝るな指令!? 阪神平田勝男2軍監督(62)が若手の強化練習最終日となった28日、独特の言い回しでオフの鍛錬をナインに願った。12月、1月は自主トレ期間。「寝たら忘れるやろ?」と冗談めかした上で「今年ファームで成績が出ても、来年は1軍でもうひとレベルアップしないといけない」と力説した。

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指揮官はシーズン中から調子を上げた選手に「寝るなよ」と冗談を飛ばしてきた。もちろん、実際に不眠を勧めているわけではない。好調時こそさらなるレベルアップのチャンス。今回も自主トレ期間を1秒も無駄にしてほしくないという親心からの言葉に違いない。

特に今季1軍出場を増やした島田、小野寺らにとって、来季は真価が問われる1年になる。平田2軍監督は「もっとスイングスピードを速くしないといけないとか、1軍のキレのある投手に対応できないといけないとか…。すごく課題が浮き彫りになっている選手ばかりなんで」と強調する。

熱戦続きだった日本シリーズも目に焼きつけ「(オリックス)紅林や太田が出ている。2軍にいた杉本が4番を打ってる。若手だけじゃない。中堅の選手たちも含めての底上げが課題になってくる」と再確認。だからこそ、自主トレ期間中も発展途上の虎戦士たちにさらなる進化を求める。