16年ぶり2回目出場のミキハウス(八尾市)のチームマスコットを、同社所属で、東京五輪の空手の女子形で銀メダルの清水希容選手(27)が務めた。

「私にできることは、声を出すこと、応援することだけ。ミキハウスの代表としてベンチに入れさせていただいたので、会社のみんなの気持ちを込めて(クマのマスコット人形を)握りしめていました」と、試合中はベンチの最前列で声援を送った。

チームは1点差まで追い詰めたが、あと1歩及ばず。悔しい敗戦となった。「負けたのは悔しいですが、チームは最後まで諦めずに、1つになっていました。野球の技術はわからないですが、それを間近で見られて良かったです」と、チームスポーツに影響を受けたようだった。

スタンドには、たくさんの社員が応援にかけつけ、ミキハウスの赤のタオルを掲げた。今年は創業50周年。記念する年を飾る試合となった。清水は「初めての都市対抗は、エネルギーに満ちていました。会社として、これだけ力を入れて応援することは、あまりないことだし、すごく勉強になりました。たくさんの人が応援に足を運んでくれましたが、その人たちが応援に来られたのは選手みなさんの力です。来年も、この舞台に戻ってこられるように頑張ってほしい」と、ミキハウスの一員として、野球部にエールを送った。

今夏の東京五輪で大活躍した。「今は今後に向けてどうするかを模索しながら、今までできなかったことにチャレンジしています。今回もチームマスコットという、なかなかできない経験をさせていただいた。自分の競技に生かしていければと思います」と、大会関係者を通してコメントした。

同社所属で、カヌー男子でリオデジャネイロ五輪銅メダルを獲得した、羽根田卓也選手も応援席で盛り上げた。