NTT東日本(東京都)は、4投手の継投と先発全員安打に機動力を絡め、トヨタ自動車との名門対決を制した。

2回、喜納淳弥内野手(29=桐蔭横浜大)のソロ本塁打で先制。3回には2死一塁から中村迅内野手(22=法大)のヒットエンドランで2死一、三塁とすると、向山基生外野手(25=法大)の右前適時打で2点目を挙げた。4回にも3連打などで2点を奪取し、試合を優位に進めた。

昨年の都市対抗野球では、あと1歩で優勝を逃した。今年は機動力を磨き、得点力を上げた。出塁すると、常にチャレンジの姿勢で次の塁を狙った。向山は「みんながたくさん失敗してきた練習の成果ができている。やってきたことは間違っていなかった」と、自信を見せた。

再び、頂点へチャレンジする。「今年は、リベンジしようという気持ちです」と力を込めた。