オリックス宮城大弥投手(20)が、栗山ジャパン入りを熱望した。

栗山英樹監督(60)の日本代表監督就任が決定し、来年3月5、6日の台湾との強化試合(東京ドーム)が初実戦となる。U15、U18で日本代表を経験してきた13勝左腕は「できたら投げてみたい。トップクラスの世界大会を体験できたら、これ以上ない経験。もし選んでいただけたら、経験して自信をつけていきたいと思う」と、自身3世代目の代表入りに狙いを定めた。

今季は球宴前で9勝1敗と、東京五輪メンバーに選ばれても恥じない成績を残した。ただ候補選手の1次ロースター提出が3月初旬で、当時は未知数だった19歳は選考からもれた。山本、吉田正らチームの先輩が金メダルを持ち帰った活躍に「うらやましかったです」と明かした。

野球は五輪の舞台をいったん去るが、WBCなど世界大会は続く。同世代で高校日本代表のチームメートだったロッテ佐々木朗やヤクルト奥川らと共闘の機会も巡ってくる。「プロで感じたことをまた互いに勉強できて、さらに成長につながると思う。そういった意味でも、ドキドキワクワクしながら」と選考を待つ。