ソフトバンク古谷優人投手(22)が左手指の血行障害の手術を受けることが5日、分かった。8日に関東地方の病院で手術を受け1週間ほど入院し、リハビリを開始する予定。全治まで約3カ月とみられ、来季の開幕1軍入りは厳しくなった。

古谷は11月18日に左手第3、第4指血行障害の疑いで宮崎での秋季キャンプを離脱し、福岡のリハビリ組で調整してきた。過去に胸郭出口症候群と診断され、これまでも左手の血行障害に悩まされてきた。秋季キャンプではブルペン投球も行ったが指先の痛みが強くなり、手術を決断した。

5年目の今季は体調不良で春季キャンプも不参加と出遅れ、9月2日に1軍昇格した。中継ぎで13試合に登板し、10月14日の楽天戦(楽天生命パーク)でのプロ初勝利など1勝1敗2ホールド、防御率2・03だった。150キロ超の直球にスライダー、チェンジアップを武器にモイネロ、嘉弥真に次ぐ左のセットアッッパーとして首脳陣は成長を期待していただけに、若き左腕の出遅れは痛手となりそうだ。