DeNAは7日、国内フリーエジェン(FA)権を取得していた山崎康晃投手(29)が、FA権を行使しないと発表した。今後、契約更改交渉を行い、チームに残留する見通しとなった。

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山崎は今季、チームで2番目となる60試合に登板し、3勝2敗1セーブ、27ホールド、防御率3・27、WIHP1・31だった。開幕時は中継ぎでスタートし、セットアッパー、一時はクローザーも務めた。春季キャンプは、プロ7年目で初の2軍スタート。チェンジアップやスライダーの習得に務めるなど、モデルチェンジを図っていた。

19年オフの契約更改時に「シーズンが終わって、球団に気持ちを伝えさせていただきました。またしかるべきタイミングでお話ししましょうという話はさせていただいた」と将来的なメジャー挑戦願望を口にしていた。20年の契約更改時は「やっぱり強くありますね。どういうふうになるか具体的に話せないですけど、今後の野球人生、どういうふうに進んでいっても、自分のプレースタイルとファンのみなさまを大切にする姿勢を忘れずに頑張っていきたい」と話していた。

山崎は14年ドラフト1位でDeNAに入団した。1年目の15年から守護神に抜てきされ、新人記録の37セーブで新人王を獲得した。同年から5年連続25セーブ以上を挙げるなど、球界屈指のクローザーとして活躍していた。