4年契約の2年目を終えた広島菊池涼介内野手(31)が8日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円プラス出来高でサインした。交渉は当初午後1時開始予定だったが、まさかの3時間前倒しの午前10時スタート。菊池涼は「僕が時間間違えちゃいました」と苦笑い。報道陣に頭を下げて取材に応じた。

「いいスタートは切った。コロナになって迷惑かけた。復帰して力になれなかった。すごく悔しい。仕方ないのもあるが。1年元気でいられるのは大変だとあらためて思った」

今季は打撃で開幕から好スタートを切り、前半戦では首位打者を独走していた。5月には新型コロナウイルスに感染し約2週間の離脱を余儀なくされたが、132試合の出場で打率2割7分7厘、本塁打はキャリアハイの16発を記録し、自己最多タイの60打点をマーク。守備でも異次元のプレーを連発し、二塁手で9年連続9度目のゴールデン・グラブ賞に選出された。(金額は推定)