ロッテの来季契約更改が8日、ZOZOマリンで始まった。本前郁也投手(24)ら14選手がサインした。

シーズン開幕前の3月に支配下選手登録された本前は、約60%アップとなる年俸670万円でサイン。松本球団本部長は「(チームが)しんどい時に先発して勝ったので。(開幕)5連敗で。そういうのも」と、貢献度の大きさも評価したことを示唆した。本前は開幕5連敗で迎えた4月1日の楽天戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発し、勝利投手となった。また、開幕戦でリリーフ登板した土居豪人投手(21)も約48%増となる年俸650万円でサインした。

5日に日本プロ野球選手会が、ロッテに対して契約交渉に関する抗議を行ったことを発表。ロッテの多数選手から、下交渉で査定担当に「一律25%ダウンからスタートする」と説明されたと報告があり、11月26日に抗議文を送付した上で下交渉のやり直しを求めた、と発表されていた。

球団は「査定担当者の説明が不十分で一部の選手の理解を得られなかったことは真摯(しんし)に受け止めており、再度、丁寧に説明を行っている状況です」としながら「球団として一律25%ダウンという方針は一切採っておりません」と否定していた。

この日の契約更改では、今季1軍出場なしまたは1試合のみの5選手が減俸となった。2年連続で1軍出場がなかった15年ドラフト1位の平沢大河内野手(23)が300万円減の年俸1500万円でサイン。減俸幅は約16・7%でこの日最大だったが、昨年の更改時よりはマイナス幅が下がっている。(金額は推定)